今回は2021年5月に播種したパリートランカータの冬越しについて書かせていただきます。
2021年5月に播種したパリートランカータですが、最初の1年は育苗トレイで室内管理を行いました。
2022年の春になったところで育苗トレイから取り出し、地植えにしました。
地植えする際に注意したことは雨による根腐れと高温による蒸れです。
こちらの問題を解決する為の方法として土壌の改良や畝を作る方法が考えられますが、私がとった方法は畝を作る方法でした。
本来なら土壌の改良も一緒に行うのが理想ですが、苗を植える場所の範囲が広過ぎて土壌改良するには予算が足りないからです。
とりあえず今年は実験的な地植えということもありますので畝を作った場所に植えて夏越し、そして冬越し出来るか確認することにしました。
育苗トレイから地植えに移したのは2022年5月です。
だいぶ小さいです。これで夏越し出来るか心配です。
次の写真は2022年12月です。
5月から12月まで一気に飛んでしまいましたが、6月の梅雨、7月8月の猛暑を超えてここまで成長しました。
ここからの問題は冬越しです。
具体的な問題としては
1.実生2年目の小さな子株が冬の寒さに耐えられるか?(最低気温が-5度くらいになる地域)
2.畝の高さが低いので土が乾きにくい→株が水を吸い上げてしまい耐寒性が下がる
1の問題を解決する方法としてビニールでトンネルを作ったり簡易的な屋根を作って雪、霜を凌ぐ方法が考えられますが、現状の厳しい条件で冬越し出来るかの確認をしたいので、今年は何の対策もしないで冬越ししてみます。
また、2については今年はどうしようもないので、来年以降新たに畝を作るときはもっと高く作りたいと思います。畝も今年はこのままでいきます。
12月に入り最低気温が氷点下の予報を目にするようになりました。ここからの3ヵ月が勝負です。とはいっても私は見守ることしか出来ませんが。
来月あたりにトランカータの様子を報告したいと思います。
また、パリートランカータ以外にも地植えしている株がありますので、そちらの冬越しについても報告していきます。