アガベ

アガベの発根管理方法3選!

アガベ 発根

アガベ趣味家のヒロユキです。福島の地でアガベを育てています。まだまだ勉強中の身ではありますが、アガベを育てていく中で共有できる情報を発信していきたいと思います。

今回は根がない状態(ベアルート)のアガベの発根管理について書いてみました。

根がない状態(ベアルート)のアガベとは?

アガベの場合、根がない状態で売られている事があります。例えばこんなケースがあります。

  • 輸入されたアガベ
  • 胴切りされたアガベ
  • 親株からでた子株

輸入されたアガベ

アガベが輸入される際、土がついた状態で国内に持ち込みが禁止されているということなので輸入されるアガベについては基本的に土を落として根がない状態で輸入されてきます。

胴切りされたアガベ

アガベはある程度大きくなると、胴切りといって株を上と下の2分割にする胴切りを行う場合があります。胴切りする場合の多くは同系統のアガベを増やしたい場合です。胴切りすると切られた下の株から子株が数株出てくるので、同系統のアガベを増やしたい場合に行われます。胴切りされた上の株はもちろん根がない状態となっております。

親株から出た子株

上記の胴切りのケースで新たに出てきた子株には根が出ていないケースがほとんどです。

※根が出ている場合もあります

発根管理の方法

アガベを発根させる方法は主にこの3種類です。

  • 水耕発根
  • 水苔発根
  • 土耕発根

水耕発根

アガベを水に浸す方法で一番お手軽な方法です。やり方は簡単です。水を張った容器にアガベを浸すだけです。容器はなんでも大丈夫ですが、私の場合はペットボトルを使っています。発根したアガベがこちらです。

水耕発根の場合、発根するまでは毎日水交換した方が良いでしょう。理由としては水が古くなりアガベが腐るのを防ぐ為です。もちろん交換しなくても発根はしますが、株が腐るリスクを下げる為にも交換をおすすめします。

水苔発根

水苔発根は水分を含ませた水苔の上にアガベを置いておく方法です。水苔を水でよくすすいでから容器に移します。容器に移した水苔の上にアガベを置いたら完了です。

水苔発根の場合、水分が蒸発しやすいので毎日観察して水苔の表面に水分があるか確認する必要があります。水苔が乾燥する前に水を足してください。

巷では水耕発根よりも発根しやすいという意見を目にしますが、私がやってみた感想としては水耕発根と比べて差ないように感じます。

土耕発根

土耕発根はアガベを直接土に植える方法です。水耕発根も水苔発根も飛ばして最初から土に植えてしまいたい人におすすめです。

土耕発根の問題点としては発根したかどうかの確認が取れないというところです。水耕発根と水苔発根は発根したか確認することは容易ですが、土耕発根の場合、土から抜いたり植えたりするときに株を痛めてしまう可能性が高いので一度植えたら発根確認が取れなくなります。

発根しているか分かるのは鉢の下から根が出ているのを確認するか、新しい葉の展開を確認するかになります。どちらも確認がとれるのは1か月以上先になります。なかなか発根しない場合半年くらい動きがない場合もあります。

発根後の管理

水耕発根、水苔発根で発根した株を鉢に植えます。鉢に植えたばかりのアガベは土から水分を吸収する力が弱いので土を乾かさないように毎日水やりする必要があります。

また、根の発達も不十分な為、植え替え後2週間から1か月は直射日光にあてない方が良いです。まずは日陰で管理してから日向に移した方が安心です。

まとめ

アガベの発根管理の方法として3種類ご紹介させていただきましたが、私のおすすめとしては水耕発根か水苔発根です。理由としては発根の確認が取りやすく、発根しない場合違う方法への切り替えが出来る為です。

発根するまでの日数は個体差が大きく何日で発根しますとは言えません。早ければ3日ほどで発根する場合もありますし、発根しない場合は数カ月発根しない場合もあります。

すぐに発根してくれれば良いですがなかなか発根しない場合は株を腐らせないようにする事も重要になります。1~2週間発根管理をして発根しない場合は一度発根管理を止め乾燥させると良い様です。

私もアガベの発根には苦労させられる事が多く、1、2ヵ月発根しないこともよくあります。発根しなくても根気強く発根するまで頑張りましょう!

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