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照度計アプリは意外と使える

照度計で計測した明るさを元に植物の置き場所を考える

植物の成長に必要な要素の一つに光があります。室内で観葉植物を育てる場合、窓からの光がどのくらい植物に届いているか気になりますよね?

そんな時に役立つアプリがあります。それは照度計アプリです。照度計アプリは明るさを測ることが出来るアプリです。室内や屋外の明るさを計測するときに便利です。

今回は照度計アプリをご紹介したいと思います。また、アプリで計測した数値を元に植物の置き場所を考えてみたいと思います。

照度計とは

照度計とは光に照らされた面の単位面積当りの光束を測定し、その面の照度を表示する計器です。簡単にいうと明るさを計測する計器です。照度を表示する単位は「ルクス」です。

植物にどのくらい光が届いているか確認するのにはちょうど良い計器です。そんな計器がスマホで代用出来てしまうという話です。

※もっと専門的な話になるとPPDFという光の単位がありますが今回は省略させていただきます。興味がある方はPPFDで検索してみて下さい。

照度計アプリをインストールしよう

アプリのインストールは簡単です。iPhoneの方は「App Store」の検索で、androidの方は「Playストア」の検索で「照度計」または「LUX」と検索すると無料の照度計が見つかるはずです。

アプリによって使いやすい使いづらいがありますので、自分にあったアプリを探してみましょう。私は「LUX Light Meter」というアプリを利用しています。

アプリを使って照度を計測してみよう

観葉植物というと一般的なイメージとして直射日光に当てないで室内で育てるイメージがあると思います。植物によって必要な明るさは違ってきますが、一般的にいわれている必要な明るさはレースカーテン越しの明るい窓際の明るさです。ではレースカーテン越しの窓際の明るさはどのくらいあるか測ってみましょう。

レースカーテン越しの明るい窓際の明るさは約10,000ルクスです。

レースカーテンなしの場合は40,000ルクスです。

※計測する時間帯、季節によっても数値は変わります。

ではその他の場所の明るさはどうでしょう?

玄関・・・約400ルクス

リビング中央・・・約2,000ルクス

屋外の日向・・・100,000ルクス以上!

屋外日陰・・・約5,000ルクス

まとめ

いかがでしょうか?室内の明るさってパッと見そんなに変わらないように見えますが数値でみると結構違うものです。また、屋外の明るさは桁違いです。直射日光に弱い植物が葉焼けしてしまうのも納得です。

ここまでの計測を参考に観葉植物をどこにおけばよいか考えてみましょう。個人的な意見としては屋外の日陰の明るさと同じ明るさを確保できる場所が良いと思います。室内で屋外の日陰と同じ明るさを確保できるのはレースカーテン越しの場所でした。多くの光を必要とする植物はレースカーテンなしの直射日光が当たる窓際で育てるとよいと思います。

明るさが極端に足りない場所での栽培は植物の成長が遅くなったり、徒長の原因になると思っています。徒長すると植物のフォルムが崩れてしまいます。

植物の調子が悪い又は徒長している場合は植物の置き場所の変更を検討してみるのも良いと思います。

今回は照度計として使えるスマホアプリの紹介と照度計の数値を参考にして植物の置き場所を考えてみました。照度計アプリを活用して植物に最適な明るさの場所を見つけてみましょう。

※植物に必要な明るさは品種によって変わりますので詳しくは植物の専門サイトなどでご確認下さい。

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