「アガベ・オテロイの実生に挑戦したいけど難しそう…」そう感じている方は少なくありません。しかし、正しい手順と環境を押さえれば、誰でも世界に一つだけのオテロイを育てられます。
この記事では、私が実際に種から100株以上のオテロイを育てた経験をもとに、播種から2年間の成長記録、成功のポイント、注意点を具体的に解説します。
発芽の瞬間から葉の個性が現れるまでの過程を知れば、あなたもきっと実生の魅力に引き込まれるはずです。
目次
私とアガベ・オテロイの出会いと栽培背景
2021年4月からアガベ栽培を始め、チタノタやパリーなど10種類以上を育ててきました。その中でも、特に心を奪われたのがオテロイの実生です。
現在は100株以上のオテロイを所有し、全て種から育てた唯一無二の個体です。この経験を活かし、初心者でも再現できる手順をお伝えします。
オテロイ実生株の魅力
唯一無二の姿に育つ
実生株の魅力は全てが異なる表情に成長することです。例として、葉幅の広いワイドリーフや鋭い細葉、鋸歯が密なワイルドタイプ、葉色がブルー寄りやグリーン寄りなど多様です。
- ワイドリーフタイプ
- 細葉で鋭いシルエット
- 鋸歯が密なワイルド個体
- ブルー〜グリーンまでの多彩な葉色
選抜株はわずか1割以下
200粒の種から「これは!」と感じた株は10株程度。つまり選抜率は5〜10%です。この厳選過程が実生のロマンとも言えます。
オテロイの種まきから発芽まで
播種環境と方法
- 室内温度:20〜25℃
- 直射日光を避けた明るい日陰
使用する道具
- お惣菜トレイ+ティッシュ+水
- ラップや蓋で密封して乾燥防止

1日1回程度中を確認し、乾燥していれば水を追加します。早い種は2〜3日で発根し、そのスピード感に驚かされます。
発芽後の植え付けと管理方法
用土配合と水やり
- 赤玉小粒・鹿沼土小粒・軽石小粒を1:1:1
- バーミキュライトをやや多めに追加

水やりは週1〜2回、底面給水で根を痛めないようにします。
育成環境と成長比較
発芽から数ヶ月は室内管理が最も安定していました。屋外やビニールハウスも試しましたが、幼苗期は室内のほうが失敗が少ない印象です。

鉢上げとその後の管理
発芽から半年〜1年で鉢上げし、屋外ビニールハウスに移動します。この頃から個体ごとの特徴がはっきりと現れます。

実生に向いている人の特徴
- 時間をかけて育てることが好き
- 形や鋸歯の当たりを自分で引きたい
- 世界に一つだけの株を持ちたい
まとめ:オテロイ実生はロマンの塊
種は入手しやすくなりましたが、魅力的な株に育てるには3〜4年かかります。その間の観察と変化が最大の楽しみです。
完成株を買うより、自分の手で作り上げる達成感は格別です。興味がある方は、ぜひ実生に挑戦してください。
よくある質問
オテロイ実生で最も失敗しやすいポイントは?
結論:発芽直後の管理が最も難しいです。
理由:過湿や直射日光で弱りやすく、根腐れの危険があります。
具体例:室内で明るい日陰管理し、底面給水を徹底します。
まとめ:最初の1か月を安定させれば、その後の成長が一気に安定します。
発芽率を高めるコツは?
結論:温度と湿度を安定させることです。
理由:オテロイの発芽には20〜25℃の一定温度と高湿度が必要です。
具体例:お惣菜トレイにラップをかけ、室内で管理します。
まとめ:環境の安定が発芽率向上の鍵です。
実生と完成株購入の違いは?
結論:実生は時間と手間がかかりますが個性が出ます。
理由:種から育てることで唯一無二の株に出会えるためです。
具体例:葉幅や鋸歯の形状が異なる株を自分で選抜できます。
まとめ:希少性と育成の楽しみを求めるなら実生がおすすめです。