アガベ・フィリフェラの実生栽培から10カ月が経過しました。この記事では、成長の記録とともに、ついに現れた「フィラメント」の様子を詳しくご紹介します。
目次
フィリフェラ10カ月目で見えた“変化”とは?
2021年8月に種まきしたフィリフェラ。10カ月が経ち、実生株に明らかな変化が見られるようになりました。5カ月目の段階では、まだ品種特有のフィラメントは確認できませんでしたが、今ではしっかりと姿を現しています。
成長速度は決して速くはありませんが、確実に“アガベらしい表情”に近づいていると感じられます。
ビジュアル手順解説|5カ月目と10カ月目の比較


写真で比較すると、葉の質感や厚みが変わってきたことも分かります。葉先から伸びるフィラメントは、まさにフィリフェラならではの特徴です。
この先の成長で期待したいポイント
今後は株全体がどれだけ締まりのある形に変化するかが見どころです。また、より長く美しいフィラメントの伸長にも注目しています。管理環境としては、日照と風通しを確保しつつ、鉢サイズの調整も検討していく予定です。
育成のポイント|初心者が意識すべき管理方法
フィリフェラのように細かい変化が現れにくい品種では、「地味な成長」に焦らず向き合うことが大切です。水やりは土が乾いてから。肥料は控えめを意識しましょう。温度は最低でも10℃以上を保ち、特に冬場は室内管理がおすすめです。
まとめ|フィリフェラ育成は“焦らない”が勝ち
10カ月という月日を経て、ようやく品種の特徴が表れ始めたフィリフェラ実生株。育てる中で気づいたのは、“焦らない”姿勢の大切さです。これからも定期的に成長記録を続けていきますので、また数カ月後に最新の様子をご報告します。
よくある質問|フィリフェラ育成Q&A
Q. フィラメントはどれくらいで出てきますか?
A. およそ9〜12カ月頃に出始めます。成長環境により前後しますが、葉先に白い繊維が見え始めたらフィリフェラ特有の特徴です。
Q. フィリフェラの育成で気をつける点は?
A. 成長がゆっくりなので、水をやりすぎないこと。加湿による根腐れが最も注意すべき点です。乾いたらたっぷり、が基本です。
Q. 冬はどのように管理すればいいですか?
A. 気温10℃以下になる地域では室内管理が安心です。断水気味にし、日当たりの良い場所に置くことで冬越しも可能です。