アガベを育てていると、親株の根元に次々と現れる子株。今回は我が家で最も古株のアガベを植え替えつつ、子株(通称:カキコ)を取り外して育てる工程をご紹介します。成長の記録とともに、これからカキコに挑戦する方にとっても参考になる内容です。
目次
親株の様子と子株の成長
我が家に来て数年、堂々たる風格を見せるアガベの親株。ふと鉢を見てみると、株元からいくつもの子株が顔を出していました。親株譲りの肉厚な葉が魅力的です。

ステップ1:鉢から株を抜いて状態を確認
まずは慎重に親株を鉢から抜きます。根がしっかり張っており、カキコたちもがっちりと根付いている様子です。

ステップ2:親株の根を整理し再植え替え
根の状態を確認し、古い根や傷んだ部分をカットします。風通しの良い環境を整えることで、今後の生育もスムーズになります。
ステップ3:カキコを取り外して仕分け
今回は大小あわせて5株のカキコがついていました。丁寧に切り離し、それぞれの根の状態をチェックします。

切り離した後のカキコの状態はこちら。根の有無で次のステップが変わります。

ステップ4:カキコの植え付けと発根準備
根がすでに出ている子株は、そのまま小鉢へ植え付けます。根がないカキコは、発根促進剤を使い、明るい日陰で乾燥させながら管理します。

今後の成長に期待!定期観察のすすめ
アガベの子株は、一度根づけば成長も早く管理しやすくなります。今後の変化は定期的に観察しながら、しっかりと記録していきたいですね。
まとめ|親株も子株も大切に育てよう
アガベの植え替えとカキコの取り外しは、根の状態を見極めながら丁寧に行えば失敗しにくい作業です。今回のように状態ごとに対応を変えることで、すべての株が健やかに育つ環境が整います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 子株を取り外すタイミングはいつが最適?
A. 成長がある程度進み、根が確認できた時がベストです。理由は、根があることで単独でも生育できるからです。今回も根あり株はすぐ鉢上げできました。無理に早く取ると失敗のリスクが高まります。
Q2. 根が出ていない子株はどう管理すればよい?
A. 明るい日陰で乾燥させながら発根を待ちます。理由は、水分が多すぎると腐るリスクがあるからです。具体的には、発根促進剤を塗布し、通気性の良いトレイで管理しましょう。
Q3. 親株の根を切っても大丈夫?
A. 古い根や傷んだ根は整理して問題ありません。理由は、根の更新で養分吸収力が高まるためです。カット後は1〜2日乾燥させてから植え直すと安全です。