実生栽培記録

アガベ実生150株の植え替え記録

育苗トレイに並ぶアガベの実生苗。植え替え前の準備段階。

アガベ、ユッカを種から育てているヒロです。

本日は、育苗トレイで育ててきたアガベ実生株の一斉植え替えを行いました。対象はモンタナ、パラサナ、パリートランカータ、フィリフェラ、ユタエンシス、サブシンプレックス、そして笹の雪。どれも7〜10か月育ててきた実生株で、各種20〜30株ずつ、総数はおよそ150株にのぼります。

なぜ今植え替え?適切なタイミングとその理由

アガベ実生株は、育苗トレイの中では限られたスペースと栄養しか得られません。根が張ってきて成長が止まる前に、より広いポットへ移すことで、根の伸びと葉の展開が促進されます。今回はその「成長の踊り場」にあたるタイミングでした。

【ステップ画像あり】植え替え工程を順に紹介

ステップ1:育苗トレイから丁寧に抜く

育苗トレイから抜いたアガベ
思った以上にしっかり根が張っていました

株ごとに慎重にトレイから抜いていきます。特に根の絡まりや繊細な苗を傷めないよう、少しずつ揺らしながら取り出します。

ステップ2:ポットに新しい用土で植え直し

植え替え作業中のアガベ
根を広げて優しく植え付けました

新しいポットには水はけの良い用土を使用。今回は赤玉土小粒+鹿沼土+軽石のブレンド。根の向きを整えながら、苗がまっすぐ立つように配置します。

ステップ3:完了後の様子をチェック

植え替え完了後のモンタナ
モンタナの植え替え完了!広々とした空間で一安心

ポットに収められたアガベたちは、窮屈な育苗トレイから解放された様子。これからさらに成長が期待できます。

全150株を一気に植え替えた光景

アガベの整列植え替え後
壮観!ポットがずらりと並びました
植え替え作業途中の様子
品種ごとに並べると育成比較にも便利

全株を植え替えるのにかかった時間は約6時間。疲労感もありましたが、並べられたポットを見た瞬間に達成感が湧いてきました。

作業完了後の全体像
作業完了後の様子。これからの成長が楽しみです

今後の管理と次の作業

今回植え替えたアガベはまだ7〜10か月。今後も成長にあわせて植え替えを続けていく必要があります。また、まだ控えている苗も多数あるため、明日以降も引き続き作業予定です。

まとめ|丁寧な植え替えがその後の成長を左右する

アガベの実生育成において、植え替えは「根の健康管理」の要です。早すぎても遅すぎても成長が鈍るため、適切な時期と環境で丁寧に行うことが重要です。あなたのアガベも、この機会にチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. アガベの植え替え時期はいつが良い?

A. 春〜初夏が理想です。気温が15度を超え、成長期に入るタイミングがベストです。根の活着もスムーズになります。

Q2. 植え替え後はすぐに水をあげるべき?

A. 基本的には数日置いて根を落ち着かせてからの水やりが推奨されます。特に根が傷んでいると腐敗の原因になります。

Q3. 鉢の大きさはどう選ぶ?

A. 根の張り具合と株の大きさに応じて、1〜2周り大きめが適しています。余裕を持たせることで根腐れも防げます。

Q4. 用土は市販の多肉植物用で良い?

A. 市販のものでも可ですが、赤玉・鹿沼・軽石のブレンドが通気性と水はけのバランスが良くおすすめです。

ABOUT ME
ヒロユキ
サラリーマンの趣味としてアガベを育てているヒロユキです。 地植えと室内LED育成の両方でアガベを育成しており、初心者の方にもわかりやすく育成のコツや実践記録を発信しています。 このブログ「Agave Lab|アガベスタートブック」では、育成の参考になるリアルな情報をお届けしていきます。 同じ趣味を持つ方と交流できるのを楽しみにしています!

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