今年4月にアガベ・チタノタを迎えたばかりのわが家に、また新しい多肉植物が仲間入りしました。その名も「アガベ・エボリスピナ」。名前を聞いたことがある方は少ないかもしれませんが、その魅力はじわじわとハマる奥深さがあります。
エボリスピナはメキシコ周辺を原産とするアガベの一種で、個性的なフォルムと鋭いトゲが特徴的。今回はヤフオクでのご縁があり、我が家に迎え入れることとなりました。
届いたときは鉢に植えられておらず、いわゆる「抜き苗」の状態。多肉植物の通販ではよくあるスタイルですが、初心者には少し驚きかもしれません。

抜き苗で送られてくる場合、根が乾燥していたり枯れていたりすることが多いです。今回もご多分に漏れず、根はカラカラの状態でした。

まずは枯れていた根をすべてカットし、リフレッシュさせます。カット後の姿がこちら。

驚くべきことに、このエボリスピナは根がなくても水に挿しておくだけで発根してくれるほどの生命力を持っています。

水に挿してから3日後、わずかにですが根が出始めました。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、ちゃんと再生の兆しが見えてきています。


根がある程度伸びたら、いよいよ土に植えて定植のタイミングです。今回は自宅にあった鉢に植え替えました。

とはいえ、このサイズではまだ仮住まい。もう少し成長したら、存在感ある鉢に植え替えて、より映える姿に仕立てたいと思っています。
次回登場する時には、ひと回り成長したエボリスピナをご紹介できるかもしれません。4月に迎えたチタノタと並べて、また成長記録を報告しますね。
なお、「自分でも育ててみたい!」という方がいらっしゃれば、エボリスピナの種もいくつか手元にありますので、お声かけいただければお譲りできますよ。